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□Tolerance level
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複数の大人を相手に、小さな子どもがかなうはずもなく……強力な媚薬を飲まされて、何も抵抗できない身体に望まない快楽を与えられ続けた。
「ひ、ぁ―――っ!」
『チッ……!』
もう何度目か分からない絶頂を迎えて、ナカにも大量の熱を吐き出される。ずるりと太いモノが出ていって、支えを失ったツナはぐったりと横たわった。
一体、いつまでこの地獄が続くのか。自分はマフィアとは関係ないのに、関わりたくないというのに……なのに何故、こんな目に遭わなければならないのか。
それもこれも……
『へへ、まだいけるだろう?』
『もっとヤッてやるからな……』
「っ……!」
再び足をつかまれて、白濁で汚れる後孔に少しも萎える気配のない自身を押しあてられる。
(も…い、や……)
終わりの見えない地獄に、ツナは目の前が少しずつ暗くなっていくのを感じた。
その時、
『っ、な……!?』
『何だテメェっ……がっ!』
「っ……!」
突然、言葉は分からないが驚いたような男達の声が聞こえて……その瞬間、自分にのしかかっていた圧力が一瞬で消えた。同時に、近くで鈍い音と呻き声のようなものが響く。
(な…に……?)
それらが静まり返った後、ツナはゆっくりと目を開いた。今度は何が起こったのかと怯えながら。
そこには、
「っ……!」
辺りに、先ほどまでツナを凌辱していた男達が、殴り飛ばされたのか気絶して倒れていて。
そして、
「っ、ぁ……!」
自分の目の前には……見慣れた黒スーツに、ボルサリーノを被った人物の後ろ姿があった。
「っ、り…ぼ……」
それは、いつもめちゃくちゃにツナを振り回す、自分勝手で高慢な家庭教師……リボーンだった。
***
リボーンはいち早くツナの危機に気付くと、すぐにこの場所を探し当て助けに来たらしい。
ツナをさらった男達は、ボンゴレが手配した組織の人間に任せた。その大元も、すぐに全滅されるだろう。
ボンゴレ十代目に手を出した罪は、それほどまでに重い。
そして後始末は任せておいて、リボーンは一先ずツナを近くのホテルへ連れていった。とにかく気持ちを落ち着かせなければ家へは帰れないし、何よりあの男達に汚された身体を清めなければならなかったからだ。
ツナはあの場所から一言も喋っていない。顔面蒼白で、細い身体はまだ震えていた。
それも無理はない。いきなり得体の知れない人間に誘拐されて、散々手酷く犯されたのだから。