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□Ardent admirer
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あっさりと身体を押さえ付けられ、顔を覗き込まれて小さく悲鳴を上げる。散々酷いことをしたというのに何を言うのか……汗ばんだ手で頬に触れられて、涙が滲んだ。
「や、だ…かえし、て…家に、帰してよぉ……!」
「ふふ、そうだなぁ……」
大きな瞳を震わせて、ぽろぽろと涙を零すツナ。男は、そんな無力な少年を舐めるように眺めながら、
「なら……もう一度僕の好きにさせてくれれば、家に帰してあげても良いよ」
「っ…ほん、と……?」
「うん。僕の言うこと、ちゃんと聞く?」
「………」
また先ほどと同じことをされるのは怖くて仕方がない。だが、男の言う通りにしなければならないことは確かで……ツナは、泣きながらもこくこくと頷いた。
その様子に、男は満足そうに笑う。
「大丈夫だよ…君は気持ち良くなるだけで良いんだから……」
「………」
不安そうに男を見上げるツナは純粋過ぎた。この男が、そう簡単に帰してくれるはずなどないというのに。
***
「はぁ、は……!」
「っ、っ……!」
華奢な身体に覆い被さって、柔らかな肌を撫で回す。顔を寄せれば石鹸の匂いと甘い体臭が鼻を擽って、堪らない衝動に駆られる。
鼻息荒く唇を這わせ舌で舐め回せば、ぴくぴくと可愛らしい反応を示した。
「っ、ぅ……!」
言われた通り、ツナはじっと男の愛撫を耐えるしかない。抵抗がない分、男はたっぷりとその身体を堪能することができた。
「っ、ん…ん……!」
そして先ほどもそうだったのだが、ツナは敏感すぎるくらい良い反応をする。つんと尖った胸を愛撫すれば、堪えていたはずの口から甘い声が漏れた。
「ゃ、ぁっ…そこ…おっぱぃ、ぃゃっ…!」
「嘘吐きだなぁ……さっきも、ずいぶん気持ち良さそうにしてたじゃないか」
「ふぁぁっ、ん……!」
軽く歯を立ててやれば、酷く感じるのかびくびくと身体が跳ね上がる。嫌々と首を振るのは、慣れない感覚が怖いのかもしれない。
「それにね……君をもっと気持ち良くさせてあげたくて、いろいろ用意しているんだよ」
「はぁっ…はぁっ…ぇ……?」
すでに息も絶え絶えなツナを見下ろして、男はいったんベッドから下りると……床に置いてあったらしい何かの箱を取り出した。怯える少年の目の前でひっくり返せば、
「っ……?」
箱から音を立ててシーツに散らばったのは、ツナには何か全く分からない、見たこともない物だった。それほど大きくはないが、何かスイッチの付いた機械のような物もあって。