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□Paradise?
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壊れた十年バズーカに当たって何故か過去の時代に飛ばされ、そこで初代ボンゴレを始め守護者達とあんなことやこんなことがあった後……突然元の時代に戻ってきて。

「―――そこ、まだゴミが落ちてるよ」
「っ、すみません……!」

それから一週間と少し。その間にも、あれやこれやといろいろなことがあって。

「―――喉が渇いた。お茶入れてきて」
「はっ、はいただいまっ…!」

そして今は、そのいろいろなことがあった数日後。
時刻は放課後。場所は並盛中学の応接室。

「あと、後でこの書類を学年主任の所へ届けておいてね―――綱吉」
「は、はい雲雀さんっ!」

少しずつ日が傾き、オレンジ色の夕日が差し込む応接室の執務机の前に座って、学園の風紀委員長……雲雀恭弥が顔を上げずにそう言った。すぐさま、簡易キッチンでお茶を入れていた小柄な男子生徒……沢田綱吉が返事をする。
名前を呼んでもらったことに、胸を激しく高鳴らせながら。

先ほどから掃除やら雑用やら雲雀の肩揉みやらでヘトヘトなツナだったが、雲雀の命令に逆らうなんて選択肢はない。しかも待たせることも許されないので、お茶を溢さないように机に運ぶと、すぐに書類を持って出ていこうとした。

すると、

「待ちなよ」
「ほぇ……?」

踵を返すと、その腕を不意につかまれて……振り返れば涼しげな目元の、整った顔がこちらを見上げていた。どきりと、ツナの心臓が跳ね上がる。

「後で良いって言ったでしょ。それより、君もお茶に付き合いな」
「っ、ぇ……?」

あの最強の風紀委員長だとは思えないようなお誘いに、ツナは驚いた後僅かに頬を染めた。そして、素直に自分のお茶を入れてくると……雲雀の側にちょこんと座ったのだった。


過去の時代から戻ってきたツナは数日前、恐ろしいことにこの雲雀に抱いてもらおうと不意を突いて襲い掛かった。過去で初代ボンゴレファミリーのメンバーに散々可愛がられたため、身体がすっかりいやらしくなってしまって……一人で慰めるだけでは、満足できなくなってしまったのだ。

そこで、うっかり初代雲の守護者に面影を重ねてしまった雲雀に手を出したのだが……結局は、逆にねじ伏せられ美味しく頂かれてしまった。

そして、雲雀は過去で風紀を乱したツナに罰を与えると宣言して(とはいえ、本当はそれはただの言い訳なのだが)、次の日から応接室への早朝登校と、放課後の居残りを命じられたのだった。

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