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□A take
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深夜。とっくに日付も変わって、もう何の生物も活動していないのではないかと思うほど静まり返った頃。

深い木々に囲まれた巨大な建物……ボンゴレファミリーのアジトである屋敷の一室には、まだぼんやりとした明かりが点いていた。その場所は、最上階にあるボスの自室で。

「っ、ちょっ…ちょっと、まっ……!」

小さな明かりだけに照らされた、薄暗い部屋の奥……寝室にある大きなベッドの上で、何か黒い影が蠢いていた。同時に、若い男の焦ったような声。

良く見ると、そこには二人の人物がいて……一人が、もう片方に覆い被さっているのが分かる。組み敷かれた人物は、手足をじたばたとさせていた。

「ちょっ、と…ほんとに、もう……っ、やめろよリボーン!」
「うるせぇな。ダメツナがぐちゃぐちゃ言ってんじゃねーぞ」

シーツに押し倒されているのは、この巨大マフィアボンゴレファミリーの十代目である沢田綱吉。そして、恐れ多くもそのドンを押さえ付けているのは、元家庭教師であり、今はツナの元で殺し屋をしているリボーンだった。

整った顔を不機嫌そうに歪めて押さえ付けてくるリボーンに、ツナは必死で抵抗しようとする。だが、その手足にはいまいち力が入っていない。

「……ったく、何が不満なんだ」
「全部だよ!さっきは…あ、あんな大変な目に遭わせておいてっ……なのに、今も……!」

全く理解できないと言いたげなリボーンに、ツナはちょっと立腹気味だ。

実は今日の夕方、ツナは守護者達と大広間で宴会をしていたのだが……その時リボーンが、突然王様ゲームなんぞを始めようと言い出して。そこで何をどう間違ったのか、守護者達に服をひん剥かれ、あんなことやこんなことをされてしまった。

そしてつい先ほど、ようやく解放されたばかりなのだ。
ちなみに、守護者達は未成年のランボを含めて、全員大広間で酔い潰れて眠ってしまっている。

そしてツナは、散々部下に愛されてヘトヘトになり、これでようやく眠りに就けると思ったのだ。

だが、何故か自室まで着いてきたリボーンに押し倒されて……今にいたる。全く、どういうことか説明してほしかった。

「さっきは守護者どもと楽しんだろう?今度は俺の番じゃねーか」
「いやいやいや!普通に俺が正しいみたいな言い方するなよ!嫌に決まってるだろ!」

つい先ほどまで何度も激しく求められて、もう身体はぼろぼろなのだ。今からリボーンの相手など、どう考えてもできるはずがない。

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