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□And...sugary
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緊張していた身体が弛緩して、少年は一気に崩れ落ちた。

「っ、ぁ…ぁ……!」
「まだ……満足できないだろう?」
「っ……!」

そう、男はまだイッていないのだ。ナカに埋め込まれた自身は、熱を持ったままで。

「安心しろ、もっと可愛がってやる……淫乱なお前が、満足するまでな」
「っ、ひ……!」

(く、そっ……!)

終わりの見えない苦痛の時間に、少年……ツナは、再び新たな涙を流したのだった。


***


ツナは高校へ入学すると同時に、訳あって男相手に売春を始めた。そしてつい一ヶ月ほど前に、この男と出会ったのだ。
商売相手と深い関係になりたくないツナを、男は強引に、圧倒的な力で支配した。ただ抱くのではなく、わざと辱めるようなことを言って、プライドも何もかもズタズタにして……小動物をいたぶるかのように犯すのだ。

今日も、無理やり衣服を剥ぎ取られ好き勝手に弄られたと思ったら、そこで男の仕事先から電話がかかってきて……だが、男はツナへの愛撫を止めることはなく、両手足を縛ると自身も戒めて、いきなり後ろに玩具を突っ込んだ。
そして、悲鳴を上げるツナに口枷をして放置すると、何食わぬ顔で仕事を始めたのだった。

明らかに、男はツナを嬲って楽しんでいる。


あの後、男が満足するまで抱かれ続けて、ようやく解放された時には、ツナはほとんど身体を動かせなくなっていた。

何故、こんな男と何度も会っているのか。はっきりとは分からないが、何故かこの男の視線には逆らえなくて……結局、今回も大人しく抱かれてしまった。

「……お前、まだあの辺りで売りをやっているのか」

処理をして服を着せようとする男を断って、上手く動かない身体で苦戦しながら身支度を整えていると、隣で再びノートパソコンを広げた男が不意にそう言った。

「……何で」
「まだ高校生だろう。ちゃんと学校は行っているのかと思ってな」
「アンタには、関係ないだろ」

ツナはというと、素っ気なく返すだけだ。プライベートまで、この男に触れられたくなかった。
というか、この男は何故いきなりそんなことを聞いてきたのだろうか。

すると、ツナの訝しげな様子が伝わったのか、

「いや、まぁ良い……それよりも、もうあそこへは行くな」
「ぇ……?」
「金が欲しいのなら、俺の愛人になれ。俺のアパートに住まわせてやる」
「っ、は……?」

突然そんなことを言われて、ツナは思わず素っ頓狂な返事をしてしまう。男が何を言っているのか、一瞬分からなかったくらいだ。

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