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□And...sugary
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そして、いきなり後孔から突き出したバイブをつかむと、激しく抜き差しし始めた。その瞬間、細い身体が大きく仰け反って、今まで男をキツく睨んでいた表情は快楽に歪む。
やがてしなやかな身体がびくびくと痙攣して……再び、熱を吐き出すことなく達したらしい。
そこでようやく、男は少年の口を戒めていた枷を外した。
「ん、はっ……っ、ぁ……!?」
だが同時に、バイブの強さも最大まで上げてやる。途端に上がったのは、高くて艶やかな声だった。
「っ、ぁぁぁぁぁっ…!」
今まで阻まれていたものがなくなったかのように、少年はシーツの上で激しく身悶えてしまう。だが、すぐに男がその様子を眺めていることに気付いて、
「ぁぁっ…も、やめっ…ゆるし、て……!」
「どうして欲しいんだ?」
「っ…ひも、とって…イきた、ぃ……!」
その言葉を紡ぐのは、少年にとっては屈辱で、本当なら絶対に言いたくなくて……だが受け止めきれない快楽に、解放できない熱に、我慢できずに懇願してしまう。
だが、
「ふ……違うだろう?」
「な……」
「お前が、こんなオモチャで満足できるとは思わない」
「っ……!」
男は冷たい笑みを浮かべるだけで、動こうとはしなかった。その言葉の意味が分かって、少年は再び男を強く睨み付ける。
「言わないと、このままだぞ」
「っ、だめ…!ぁ、ぁぁぁっ……!」
だが、男は戒められた自身を握ると素早く扱いて、さらに少年を追い詰めた。一度も吐き出すことができず張り詰めたそれをいたぶられて、少年はもう限界だろう。
やがて、
「ぁぁぁおねがっ…い、いれ、て……!」
「何を?」
「あんたの…っ、いれて……イかせてぇっ……!」
少年の瞳から新たな涙が零れ落ちた。それは、決して快楽からではない。
「……良いだろう」
「ひぁっ……!」
後ろを苛んでいたバイブを引き抜かれて、ようやく責め苦から解放される。腕と足を縛っていた布も解かれて、少年はぐったりとシーツに沈み込んだ。
その間に男はベッドへ乗り上げると、ヘッドにゆったりともたれかかる。そして、少年の前でベルトを外し前を寛げた。
見せ付けるように、ゆっくりと己の逸物を取り出す。
「っ……!」
その、熱をもった大人のそれに思わず息を呑んでしまったのは、怯えなのか……それとも期待なのか。
「何を惚けている」
「ぇ……?」
高ぶった自身に圧倒され、また熱に犯され意識がどこかぼんやりとしていた少年は、男の声で我に返った。だが、その意味は理解できない。