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□Unavoidable
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「ひ、ぃっ……!」

何故ならそれは、全長を数メートルは楽に越す、触手のような足を多く持った……巨大なイカに似た生き物で。全身をぬるぬるとした粘膜に覆われ、大量の足が蠢く様子は酷くおぞましかった。

「や、だ…やだっ……!」

顔を真っ青にしたツナは、できるはずもないのに、壁を背にしたまま必死で後退ろうとする。

ツナは、この時代に飛ばされてすぐに、この恐ろしい生き物にめちゃくちゃにされたのだ。その時の恐怖がよみがえってきて、身体ががたがたと震えだす。

「やだっ…やめ、て…!」
「素直に吐かないお前が悪いのだ。もう一度、私の巨大雨イカで可愛がってやろう」
「っ、やだぁぁぁっ!」

蠢く触手が迫ってきて、最早ツナは反乱狂になっていた。グロキシニアの言葉も耳に入らず、手錠を激しく鳴らして、めちゃくちゃに足をばたつかせる。

「っ、ひぃっ……!」

だが、拘束されている状態で逃れられるはずもなく、あっという間にいくつかの触手に絡み付かれてしまった。まず手足に巻き付かれて、全く抵抗ができなくなる。

そのぬるぬるとした、弾力のあるそれの感触に、ツナは悲鳴を上げた。

「やだぁっ…気持ち悪いっ…やだやだっ…!」

次いで、他の触手が上半身、腰に巻き付いてきて……舐めるように肌を這い回るそれに、とんでもない恐怖と嫌悪感に襲われる。

だが、

「やだっ…ぁ、ぁ…ぅぅ……!」

やがて、ぞくぞくとした感覚とともに、身体の力がどんどん抜けていく。雨イカのまとう雨属性の炎が、ツナの力を奪っているのだ。
怖くて気持ち悪くて、もっと激しく拒絶したいのに……意識さえ朦朧とさせるそれに、ツナの抵抗は弱々しくなっていった。

そして、身体を走り抜ける何かも、少しずつ変化していって。

「ぁ…ぁぁ……!」
「気持ちが良いのだろう?いやらしい顔だ」
「ひぁっ、ぁぁぁぅっ…!」

触手の一つが、先ほどグロキシニアに嬲られた乳首をコリコリと弄り始めて、ツナは拘束されたまま大きく仰け反った。指や硬い物ではない、ぬるついた独特の弾力のあるそれに押し潰され、ずりずりと擦られて、さらに強い電流のような快感が走り抜ける。

「ぁぁっ、やらっ…やらぁっ…!」
「これくらいで根を上げてどうする?まだもっと良いところを可愛がっていないだろう?」
「ひっ……!」

すると、下半身を這い回っていた触手がとある部分に集中して……直後に、激しい快楽に襲われた。

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