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□Unavoidable
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涙を流し息を乱す姿に、だがグロキシニアはさらに口端を釣り上げると、

「やはり、お前にはこちらの方が良く効くのかもしれないな」
「ぇ……、っ…!」

いきなり、ツナの着ていたシャツを襟首から思い切り引きちぎった。あっさりと破られた服が、布切れとなって辺りに飛び散っていく。

露になった上半身を……滑らかな肌を、男はいやらしい目で見つめた。鞭に打たれた跡は赤くなって、白い肌に良く映える。

「お前は痛みよりも……こういうのが良いのだろう?」
「な、に……っ…!」

何をされるか分からない不安に身体を強ばらせるツナは、息を飲んだ。グロキシニアが、持っていた鞭を持ち変えると……柄の硬い部分で、ツナの胸の突起を押し潰したのだ。

「ゃっ、いたっ…ん、んぅっ…!」

そのまま薄いピンク色の、小さなそれをぐりぐりといたぶられる。だが決して痛みだけではない、痺れるような感覚に、ツナは鼻に掛かったような声を上げた。

「やはり、胸だけで感じるようだな」
「っ…ち、ちが…ゃ、ぅぅっ……!」

片方を鞭の柄で、もう片方を手袋をした指で弄ばれて、ツナは必死で逃れようと身体を捩る。気を失う前、とあるモノに散々嬲られたそこは、すっかり敏感になってしまっていて。

「違うのならば、これは何だ?」
「っ、ぁぁっ……!」

いきなり、同じ物で今度は下着の上から自身をなぞられて、ツナは悲鳴を上げた。そこは、胸を刺激されただけですでに熱をもちかけていたのだ。

「胸だけでこんなにして、ボンゴレ十代目はやはり淫乱のようだ」
「ちがっ…ぁぁっ、やめてっ……!」

強く刺激されても、感じるのは快感だけだった。ツナの意志に反して、そこはどんどん高ぶっていく。

やがて布越しにも分かるくらい、ツナの自身ははっきりと勃ち上がってしまった。

「っ、ぅぅ……!」
「ここまでされて、恥ずかしくて堪らないだろう?アジトの場所を吐けば、すぐにでも止めてやるぞ」
「っ、だ…から……」

ツナは知らない。ツナが泣けば泣くほど、乱れれば乱れるほど、男が過虐心と情欲を高ぶらせていくということを。

「……ならば、仕方がない」

そう言って、グロキシニアはむしろ愉快げに、ポケットから何かを取り出した。それは、小さな立方体の箱で……見覚えのあるツナは、身体を強ばらせる。

そして、指にはめられたリングの炎がそれに注入され、そこから飛び出したモノに……ツナの恐怖は、最高点に達したのだった。

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