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□Red collar
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そこから走った鈍い痛みに、ツナは表情を歪めた。

「っ、いたぃっ…や、だ…ぬい、て……!」
「良いから、じっとしなよ。上手く入らないでしょ?」
「っ、ぅ…ぅぅ……!」

痛くて気持ち悪い。だが、炎真の指は少しずつナカへ押し入ってくる。
ツナはただ、嫌々と首を振った。

「や、だ…やだ……!」
「……やっぱり嘘吐きだね。もう全部飲み込んじゃったよ」
「っ、う…そ……」
「それに、きゅうって締め付けてくる。いやらしいね」
「っ、ぁ…ぁ……!」

根元まで押し込まれた指をゆっくりと出し入れされて、そこから生まれた違和感にツナは酷く戸惑う。気持ち悪くて苦しいのに、それだけではないような。

「……これくらいなら入るよね、小さいし」
「ぁっ……、ぇ……?」

かと思ったらすぐに指を引き抜かれて、だがツナは炎真がポケットから取り出したモノを見ると、表情を引きつらせた。

それは、小さい卵形をした機械のような物で、コードで繋がっていて……先日散々いたぶられた、ローターという玩具だったからだ。
あの時の衝撃を思い出して、ツナは恐怖に身体を震わせる。

「そ、それ……!」
「ツナ君、これ気に入ってたでしょ?また使ってあげる」
「やだっ…ゃっ……!」

また胸や自身を嬲られるのかと怯えたツナは、だが抵抗することはできなくて、ただ拒絶の言葉を繰り返す。

だが、

「っ……!」

胸か自身に貼り付けられるのかと思っていたそれは、後ろに伸ばされて……そこに感じた冷たい感触に、ツナは身体を跳ねさせた。

まさか、と思った瞬間、

「っ、ぁ゛……!」

冷たく硬いそれが、一気にナカへ押し込まれた。炎真の指に押されて、どんどん奥まで入っていく。

(そ、んな……!)

指を突っ込まれるだけでもあり得ないのに、そんな所にそんな物を入れられるなんて信じられなくて。

「ゃ、ぁっ…いたっ…ぬいて、よぉっ……!」
「ダメ、これはお仕置きだから」
「っ、なん…で……」

ツナは分からなかった。仲の良かった炎真が、何故こんなことをするのか。

「な、んで…炎真くん…なんで……」
「………」
「どうして、いきなり…こんな……」

悲しかった。大切な友人に、大好きな人にこんなことをされるのが。

たから、ツナは呟くように繰り返す。炎真は何も答えなかった。

やがて、

「……ツナ君には、分からないよ」
「っ、ぁぁっ……!」

それだけ言うと、ローターを奥深くまで押し込んでしまった。

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