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□Marionette
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呼吸が奪われ息が苦しくなっても、ツナはされるがままになっていた。

「っ、ぁ…はぁっ…!は、ぁっ……!」

ようやく唇を解放されて、ぐったりとベッドに沈み込む。ツナは顔を真っ赤にして、瞳には涙を浮かべ、大きく息を乱していた。

「……どうです?そろそろ私のモノになる気になりましたか?」
「っ……!」

それを舐めるように見ていたデイモンが、耳元でねっとりと囁く。ハッとしたように目を見開き、ツナは慌てて男から顔を背けた。

デイモンの目的は、今のボンゴレを破壊し、自ら最強の組織を作り上げること。そのためにツナを手中に収め、協力させようとしているのだ。

もっとも、ツナを欲する理由は別にあるのだが……ツナはそれを知らない。ただ、デイモンの要求には絶対に応えてはいけない、と心に言い聞かせてきた。

だが、その必死に抵抗する様子も、デイモンを喜ばせるだけで。

「ヌフフ……本当に強情ですねぇ」
「っ……!」

ぞくりと不穏なものが背筋を走り抜けて、ツナは顔を強ばらせた。同時に、再び身体が意志に反し勝手に動き出す。
ベッドから起き上がり、デイモンのベルトに手を伸ばしたので、一気に青ざめた。

「や、だっ…これ、ぃゃっ……!」
「ヌフフ……」

震える声で訴えても、デイモンは笑ったまま止めようとはしない。どんどん前を寛げていき、何をさせられるのか嫌でも分かって、ツナは必死に抵抗しようとした。

操られる度に、自分の身体が別のものになっているようなこの感覚が怖い。

「っ、ゃ……!」

両手で握らされた怒張を、口元に近付けさせられる。拒絶の言葉を出す前に、それを無理やり銜えさせられた。

「んんっ、ん゛…んぅぅっ…!」

限界まで突き入れられ、喉を突かれてえづきそうになる。強い雄の匂いに、涙が零れ落ちた。

「ふ、悪くはないですが…もっと嬉しそうな顔をしてほしいですねぇ」
「ん゛、ぅっ…ふ、ぅんんっ…!」
「銜えるの、好きでしょう?」

そんなはずがあるわけないのに……わざと辱めるようなことを言われて、だが首を振ることもできない。自分の意志を無視して、好き勝手に操られることがこんなに苦しいなんて思いもしなかった。

「そろそろ、イきますよ……ちゃんと飲んで下さいね」
「ん゛んーっ、んーっ!」

しばらくして、デイモンの少し息を詰めた声が降ってくる。脈打ち先走りを流す自身から、もう限界が近いことが分かった。
だからといって、ツナにはどうすることもできない。

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