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□籠目
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心底屈辱そうに、だが媚薬に犯され赤くなった顔で銜え込む綱吉の姿に、骸はそれだけで高ぶってくる。
心の中では拒絶し、相手を殺したいほど憎しみに満ちているのに、身体は熱で蕩けてしまっている矛盾が酷くそそるのだ。また、愉快で堪らない。
そして、さらに追い詰めたくなる。
「……下手ですねぇ。これじゃいつまで経っても終わりませんよ」
「ん゛、ぅっ……!」
無防備にさらされていた乳首を捻られて、綱吉は咄嗟に上がりそうになった声を押さえた。ぐりぐりと痛いくらいに押し潰されても、今は強い快感しか感じない。
「仕方ありませんね……」
「ん゛、んんんっ…!?」
綱吉の前髪を強くつかむと、骸は自ら腰を打ち付け始めた。無理やり突き入れられる苦しさに喉が詰まりそうになり、くぐもった悲鳴が上がる。
生々しい怒張の感触や雄の匂いに、息苦しさや気持ち悪さだけではない何かが込み上げてきて、綱吉はだんだん訳が分からなくなってきた。
「舐めるだけで感じるのですか?さっきからここが反応してますよ」
「ん゛んんっ……!」
さらに、長い足で剥き出しになった自身をぐりぐりと踏み躙られる。目の眩むような快感に全身がわなないた。
それまで触れることのできなかった自身を刺激されて、あっという間に上り詰めてしまう。
(っ、だめ…だ……!)
それが限界に達した瞬間、
「ん゛、はっ……ぁぁぁぁぁっ…!」
口から肉棒を吐き出してしまい、がくがくと震えながら自身から白濁を放ってしまった。
「っ、っ…ぁ……!」
媚薬でじわじわと犯され、強い刺激で一気に迎えた絶頂の衝撃は凄まじく、綱吉は肩で息をして茫然としている。
骸はようやく、綱吉の自身から足を退けた。
「おやおや…踏まれただけでイッてしまうとは……やはり、貴方は相当な淫乱のようだ」
「っ……」
蔑むような声が、ぼんやりと遠くで聞こえる気がする。やがて、身体が完全に弛緩して、綱吉はぐったりとうなだれた。
「さて、どうしましょうか……口は話にならないようですし」
「っ、ぅ……!」
再び前髪をつかみ上げられ、表情を舐めるように眺められる。はしたなくイッてしまった綱吉は、骸の顔を見ることができなかった。
「では、口が駄目なら別のところで奉仕してもらいましょうか」
「な、に……ぅぁっ…!」
言葉の意味を理解する前に、後ろに埋め込まれていた張り型を勢いよく引き抜かれる。そして、銜えるものがなくなり収縮するそこを指でなぞられた。