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□Real intention
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もちろん、このような店に来るほどなのだから、男達がただ者ではないことは分かる。だが、ツナが身体を強張らせたのは、男達の雰囲気が普通とは違うからだけではなかった。

(っていうか、もしかしなくても…今日俺を指名したのって、あの変態オヤジじゃなくて……)

それ以外に、ツナは……彼らとはそれはもう深い関わりがあったのだ。


それは、今から一ヶ月くらい前のことだろうか。

ツナは、今と同じような恥ずかしい格好で、例の悪趣味な男の部屋へ行こうとして……誤って、この美形揃いの男達の部屋へ入ってしまったのだ。

そこで、何故か成り行きで彼らを楽しませなくてはいけないことになり、それからいろいろ(本当にいろいろ)あって……人には決して言えないようなことを、たくさんされてしまったのだ。

それこそ……平凡だった日常が、大きく変わってしまったと言っても大袈裟じゃないほど、衝撃的なことを。

それから約一ヶ月間、もうこの男達と会うことは二度とないだろうと思っていたのだが……

(この人達が、本当に俺を……?)

わざわざ呼び出したのだろうか。それも……こんな衣装まで送り付けて。

それなら、用件は一つしかないのでは……

「何ぼさっとしてやがる。早く入れ」
「っ……」
「ったく、お前らが怖がらせるからだろー?」

いろんなことが頭を過って動けないでいるツナに、黒のボルサリーノにスーツ姿の男が言う。確か、リボーンと言ったか。

男達の名前は何となく覚えていた。向かって右から、リボーン……その隣で、胡散臭い笑みを浮かべてる男は白蘭だ。

真ん中で一際荘厳なオーラを放つのはジョット、その隣の良い兄貴分のような男がディーノ。そして、一番左端にいる野性的な男……ザンザス。

最後に、ジョットの後ろに控えている従者が……獄寺だった。

一ヶ月前の、あの後で知ったことだが……どの男達も名の知れたマフィアのボスだったりヒットマンであったりと、見た目に違わず危険過ぎる男達だった。

そんな、地位も権力も(容姿さえも)手に入れた男達に、ただの一般人である自分は……

「アハハ、そんなに怖がらなくても良いよ?前みたいに手を出すつもりはないからさぁ」
「っ、え……?」
「そうだぜ、一応こっちは仕事で来てるんだし。お前は、この部屋にいてくれるだけで」

けれど、男達は意外なことを言った。てっきり、この間のようなことを強要されると思っていたのに……その必要はないという。

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