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□My status
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端正な顔が近付いてきて、首筋に埋められそこに唇を這わされる。熱い吐息や柔らかい感触に、びくりと身体が跳ね上がった。
それだけでなく、ツナの手を拘束していない方のそれが胸元をいやらしく撫で回してきて……ぞくぞくとしたものに、ただ身体を震わせることしかできない。

「待って、くださっ…でぃ、のさんっ…!」
「は……」
「まっ…っ、ぁぁっ…!」

ディーノがこれから何をしようとしているのかなど、ツナにも分かる。今までそういう対象に見られたことだって少なくない。

だがまさか、兄弟子であるディーノにこんなことをされるなんて思ってもみなかったから。

それに、気になるのは……

「乳首も、ちっちゃくてピンクだな。感じるんだろ?」
「んんっ、ぁっ…ゃっ、だめっ……!」

つんと尖った胸の突起を指で弄ばれて、力の入らない身体が大げさなくらい跳ね上がる。そんなところで感じるなんて知るはずもないが、首筋から滑り降りてきた唇にもう片方のそれを包まれれば、さらに強い痺れが走り抜けた。
さらに舌で転がされ、強く吸われて声を我慢することもできなくなる。

「っ、ふ…ぅっ……!」

何とかディーノを説得して止めさせなければ。今自由に使うことができるのは、自分の声だけなのだ。

だがその時、

「っ、ひぁっ…!?」

手が胸から離れたかと思ったら、それが下に伸ばされいきなり自身に触れられて……驚きに高い声を上げてしまった。

「何だよツナ。胸だけでこんなにして」
「ゃっ…そ、そんなとこっ…だめ、ですっ…!」

薄く笑ったディーノが片手でベルトを外し始めて、ツナは焦ったように足をばたつかせようとする。今、そこを見られる訳にはいかないのだ。

何故ならそこは……もうスラックス越しにも分かるほど、熱を持ってしまっていたから。

「っ、ゃぁっ…!」
「っ……ここも、可愛いまんまか」

だが、足に乗られているため止めさせることができなくて、あっさりと前を寛げられ下着を少しずらされてしまう。勃ち上がっていたため跳ねるように飛び出した自身を見られて、ツナは泣きたくなった。

そんなところを見られて恥ずかしいのは当たり前。だがその一番の理由は……成人しているにしては少し小振りな、綺麗な色をしたそれを見られたことで。
下生えも薄く、子どもの状態からそのまま少しだけ成長したように見えるそれは、男としては情けなく感じてしまうのだ。

ただ、

「ホント……最高だぜ」
「ぇ……っ、ぁぁっ…!」

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