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□Sand-wich!
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喚くツナに構わず、二人はどんどん彼の服をはだけていく。あっという間に、ツナはシャツの前を開かれてしまった。
「ちょっ、ほんとに待っ…お、俺の好きは友達の好きって意味で…!」
「本当に、それだけか?」
「っ、ぁ……!」
山本にそっと肌を触られて、びくりと身体が跳ね上がる。感触を確かめるように撫でられれば、ぞわぞわとしたものが全身を走り抜けた。
「本当に俺達のこと、ただの友達としてしか見てなかったのか?」
「そ、それは……」
じっと見つめられて、ツナは言葉に詰まってしまう。
ずっと友達だと思っていた。確かに二人とも、男の自分でも見惚れるくらい格好良いが……仲の良いクラスメイトで、また大切な仲間で。
それが、急に告白されて……自分の気持ちが分からなくなってしまった。何故、はっきりと答えることができないのだろうか。
「で、も…俺…そんな……」
「誤魔化しても、身体聞けば分かることですよ……十代目」
「っ、ぁ……!」
混乱していると、格好良く笑う獄寺の顔が近付いてきて……首元に唇が触れた。驚いて、ぴくりと反応してしまう身体。
気を良くしたように、獄寺は首筋を唇でなぞり、舌を這わせ始めた。
「ゃ、ぁっ…獄寺く……!」
「ホント、ツナって肌キレーだよなぁ」
「ひゃ、ぁっ…山本っ……!」
山本にも上半身を撫で回され、舌を這わされる。抵抗しようとした手足は、二人にあっさりと押さえられてしまった。
「ぃ、ゃっ…ん、んんっ…!」
「ほら十代目、俺達が嫌ならもっとちゃんと抵抗しないと」
「ふ、ぁ……!」
“食べちゃいますよ?”……と耳元で囁かれて、我慢しようとしていた声が漏れてしまう。抵抗したくても、ぞくぞくした感覚に力が入らないのだ。
いや違う。力が入らないだけではなく、本気で抵抗していないのだ……ツナは、自分自身に驚きを隠せなかった。
「嫌じゃないよな?ツナ。だって、すげぇ感じてるし」
「ぁぁっ…ゃ、そこっ……!」
「俺達のこと何にも思ってなかったら、こんなにはならないだろ?」
「んぅぅっ……!」
胸の突起を捕らえられて、ぐりぐりと刺激を与えられれば強い痺れに襲われる。
山本の言う通りだった。嫌などころか、身体は喜んでしまっていて。そして気持ちも……
「ぁっ…獄寺、くん…山本、ぉ……!」
「「っ……!」」
訳が分からなくてとろんと見上げれば、二人は一緒に動きを止めた後、かぁっと頬を染めた。