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□鳥籠
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やがて、それは一つの終わりを迎えようとしていた。
(っ…う、うそ…だ……!)
それが何なのかは、自分が一番良く分かっている。ある一点に集まった熱がせり上がってくる感覚に、綱吉は表情を強ばらせた。
「くっ、やめ…はなせっ……!」
「僕の知りたいことを教えて頂ければ、すぐにでも止めてあげますよ?」
「ぁっ…そんな、こと…!っ、ぅ……!」
骸は酷薄な笑みを浮かべながら、乳首や自身に刺激を与え続ける。
綱吉の身体が小刻みに震え始め、そして何かが弾けた。
「っ、ぁ…そ、な…うそだ…!」
「はい?」
「も、……――っ、っ!」
声にならない悲鳴を上げて、綱吉は背中を大きく仰け反らせた。強ばった身体ががくがくと震えて、やがてぐったりと弛緩する。
骸はようやくそこで手を離すと、荒い呼吸をする綱吉を見下ろした。
「……どうしたんです?いきなり」
「っ、はぁっ…はっ……!」
「ああ、もしかして……」
「ぐっ…!」
わざとらしく笑って、骸はうなだれる綱吉の前髪をつかみ強引に顔を上げさせた。現れたのは、上気した頬に、僅かに潤んだ瞳。
「まさか、イッてしまったのですか?」
「っ……!」
びくりと身体を跳ねさせて、綱吉が気まずそうに視線をそらす。
「図星ですか……どうやら相当な淫乱のようですねぇ?敵の手でイってしまうなんて」
「ち、ちが、う…!」
「隊長殿ともあろう御方が、聞いて呆れますよ」
「違うっ…!」
屈辱で顔を歪め強く否定する綱吉を、骸は愉しげに見つめた。
「違うと言うのなら、確かめてあげましょうか」
「な……」
「見せて下さい、ここを」
「っ……!」
さっきよりも染みの広がったそこをつかまれる。ぐちゃりと濡れた音が聞こえて、骸はさらに笑みを深くした。
「やっぱり、イッてるんじゃないですか?」
「っ、やめ…!」
スラックスと下着をつかまれ、綱吉は焦ったように足をばたつかせる。だが、射精後の脱力した身体では、ろくな抵抗にならなかった。
「ほら、暴れないで下さい」
「っ、やめろっ…見るな……!」
あっさりと衣服を剥ぎ取られ、その瞬間独特の精の匂いが強くなる。現れたモノを骸に凝視されて、綱吉はかぁぁ、と顔を真っ赤に染めた。
まだ幼い容姿をしたそれはひくひくと震え、竿にはとろとろとした白い液体がまとわり付いていて。
何が起こったのかは、一目瞭然だった。
「こんなに吐き出して……いやらしい人ですねぇ」
「ぅっ……!」
ぐちゅ、と音を立ててそれを直につかまれ、綱吉はただ羞恥にギュッと目をつむる。