Lost Feeling
□†NINE†
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《悠葵side》
『生きろ、悠葵。
生きて俺を恨め。
強くなって俺を殺しに来い
いい女になるのを
楽しみにしてらァ…ククッ』
ガバッ
「はあっ…はあっ…」
んだよ今の野郎!
嫌な感じがすんのに…危険なはずなのに……会いたい。
懐かしいんだ。
訳がわからず布団を握り締めていると不意に部屋の襖が開いた。
『悠葵〜…っ?!』
頭より先に体が動き、入って来た奴の首元にクナイを突き付けていた。
「っ…銀!…わりぃ…」
『どうした…?』
あたしは銀を…殺しかけた―――?
『答えろ悠葵…』
「夢…見たんだ。たぶん餓鬼の頃の記憶」
。