Lost Feeling

□†THREE†
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「謝る意味がわかんねぇ」

『こいつらはお前を傷付けたって思ってんだよ』


そういう坂田は優しい笑みを浮かべている。


「なんで・・・っ」


ズキン

なんだ?これ・・・心臓が痛ぇ。
そんな暖かい雰囲気に戸惑い俯く。


『『『悠葵/悠葵さん』』』

「―――っ?!」


バッと顔をあげる。
目の前に広がるのは三人の微笑み。



「やめ、ろ・・・」



心臓押しつぶされそうに痛む。



「やめろっ!あたしに構うな!!」


あたしは拳を作って叫ぶ。


「鬱陶しいんだよ・・・」


そう言ってあたしは今まで自分が寝ていた部屋に向かった。


『悠葵さん・・・』

『ったく厄介な奴だなァ・・・』

『悠葵・・・本当は優しい子アル。何でこんなことになったんだヨ・・・』


坂田ら三人の呟きなんか聞こえずにあたしは敷きっぱなしの布団に潜り込んだ。


「紗那・・・今何処にいる?」


紗那と同じピアスを握りしめて睡魔に身を委ねた。






























━━━同時刻・・・


「悠葵・・・』


キラリと光るピアス。


『紗那飯行きやすぜ。っと、ピアス・・・ですかィ?』


私は声の主をゆっくりと視界に入れる。


「うん。悠葵と一緒のピアスなんだぁ・・・』


総悟とは歳が近いのもあって呼び捨て。


『必ず見つけまさァ。だから飯食って体力つけなせェ』

「うんww行こっか!』




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