Lost Feeling

□†TWO†
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《紗那side》



「―――っん』

『副長!意識が戻ったみたいです』


だ・・・れ?ここどこ?


「―――っ悠葵?!』


私は勢いよく起き上がり周りを見渡す。
でも・・・


「悠葵、悠葵!!』


悠葵がいない。
私は探す前に気を失ったんだ―――


『大丈夫か?』

「あ・・・はい。あの・・・・・・』


敵ではない、はず。


『ここは真選組だ。俺は副長の土方十四郎ってんだ。』

「私は紗那です。』


確か武装警察とかなんとか。


『紗那腹はどうだ?うちの者が荒いことした。すまねぇ』


腹?そういえば殴られたな。


「ん〜平気ですね。お世話になりました。では私はこれで』


はやく悠葵を見つけ出さないと。
横に置いてあった愛刀、白虎を持ち立ち上がる。


『どこにいくんだ?まだ休んでろ』

「きゃっ?!は、離して』


うちは腕を掴む土方さんの手を振り払う。


『なにをそんなに急いでんだ?』

「・・・あなたに関係ないことです』

『仮にもこっちはお前を助けたんだ。そんぐれぇ教えろ』


恩着せがましい人だな〜。


「大切な奴探さなきゃなんないの。敵に追われて離ればなれになってんだよ。』


やば、地味に口調が・・・


『ソイツの名前と特徴は?』


・・・聞いてどーするの。
そんなうちの考えが伝わったのか、土方さんは大きな溜め息をつく。


『俺らも探してやる。』

「・・・・・・・・・名前は悠葵。私の肩らへんの身長で赤いメッシュに紅い瞳。無表情の女の子です』

『紅い瞳にメッシュか・・・、すぐ見つかるだろ。だから、泣きそうな顔するな。オイ山崎!』


・・・泣きそうなの分かったんだ。


『はい!』

『全隊員に今の特徴の女を見かけたら俺に言うように伝えとけ!』


土方さんの指示を聞いた山崎さん?は慌ただしく走っていった。



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