wing arch
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『天馬よ、私が相談にのってやろう。恋の悩みだろ?』
「そう・・・なのかな・・・」
『え』
え、マジ?サッカーで脳が出来てるような天馬が・・・恋!?何かショック・・・・・・え、なぜショック?
『あ、えーと・・・・・・じゃあ恋のキューピッドである風子様が何とかしてあげよう』
「風子には無理だよ。」
『はっ・・・・・・なら私が君の想い人を当ててやろう・・・』
「そんな事分かるの!?」
天馬は葵と仲がよい。でも水鳥先輩も結構・・・・・・間を取って秋ちゃん?ハッ・・・音無先生!?天馬がまさか熟女好きだったとは・・・・・・予想外だぜ。
あれ、二十代って熟女?
『・・・・・・わかった!それは歳上だね?』
「違うよ・・・・・・」
『ロリコン?』
「違うって!!」
『同い年?』
「んー・・・まぁ」
そっか、葵か。確かに私も葵大好きだし可愛いし。天馬が選ぶのも分かります。
葵も天馬の事はライクorラブは置いといてよく思ってるからね。私なんて入るスペースも無いよ!
『うふふ。もう分かっちゃったよ。葵だね?天馬もスミにおけないなー』
「・・・・・・だよ」
『ん?』
「風子だって言ってるだろ!?」
・・・・・・
・・・・・・
はい?
「風子全然気づいてくれないし。鈍いし、」
『え、ちょっ?』
「風子が俺の事を友達だと思ってるのは分かってるよ。でも俺は・・・・・・風子が好きなんだ!」
私・・・・・・?
こんなに驚いたのはいつぐらいだろう。
そんなのどうでもよくて・・・・・・はい?
『わ・・・私先帰る!じゃあまたね!』
「風子!」
おふぁ・・・・・・体力ないのを恨むぜ・・・。
すぐ捕まってまった。
「俺は風子が好きだよ?風子は?」
『わ、私!?』
天馬の事は好きだよ?ただそれが友達としてか異性としてかは知らないけど・・・・・・。
『天馬、今ー私のー願ーい事が〜叶うなーらばー。時間が欲しい』
「ご、ごめん。そうだよね。俺、返事待ってるから!」
『ありがとうさぎ』
大変な事になってしまった。
201112072346