ブルーベリー依存症
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「詩」
『だから学校では』
「詩詩詩」
『え、何反抗期？』
「倉間に本当に付き合ってるんですか？って言われたじゃねぇか」
『あぁ、あの目玉乗っけてそうな南沢よりちっさい子？』
サッカー部についてはあまり詳しく無いけど一緒にFWやってる子だってのは分かるしそのせいか篤志も愛着が湧いたみたいでなかなか人になつかない彼にしては可愛がってる後輩だ。どうしてそのおチビさんが私達の関係を知っているのか知らないけど大方篤志が喋ったんだろうなという予想がつく。
「学校で名前で呼び合わないのとお前が構ってくれないのが原因だと思う。」
『いや、その原因は君のせいでもあるからね。君がモテるからいけないのよ？』
私だって無性に人肌が恋しくなる時もあるし学校でもいつも一緒にいたいと思う。でも私の学校生活のためにもそこは我慢するしかないのだ。
「･･････はぁ。こんな顔に生まれなきゃよかった」
『何で？』
「どーでもいい奴にモテても嬉しくないし。それが俺達の障害になってるならなおさら」
『へぇー。苦労してるんだね』
「他人事だな」
『そんなことないよ。でも篤志はそのままでいいと思うよ？大体学校以外では私にベッタリなんだから今ぐらいが丁度いいの』
「･･････」
『はいはい拗ねない拗ねない』
「部活終わったら家行っていいか？」
『･･･ご飯はどうする？』
「･･･食べてく」
201111142139