novel♯

□死の山
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――死の山「デスマウンテン」

盗賊たちが蔓延り、山を越えようとする者を襲う。









死の山











盗賊につかまっていたシスターが逃亡したとの知らせを受け、
王子たちは救助に、そして盗賊たちはシスターを追いかけた。





その戦いの中、
王子は噂に名高い剣士と出会う。



「剣士ナバール…
 あなたほどの方が、どうしてこんな
 盗賊たちの用心棒なんかを…?」


「!?なんだ、おまえは。
 おまえらに用はない。さっさと立ち去れ。」


ナバールは剣の先を王子に向けた。
しかし、その王子は怯むことなくまっすぐ見つめた。


「ほう…命知らずなやつだな。
 邪魔をするなら、殺すまでだ。」



「頼む…あなただって無意味な戦いだと
 わかっているはずだ。
 あなたのその力、僕たちに貸してくれないか?

 …あなたの剣は本当に殺す剣なのか?」


「……」


「それがだめだと言うのなら、
 その剣で僕を好きにすればいい。」

マルスは剣を地面に下ろした。

「…おれは無抵抗なヤツに切りつける剣を持っていない。
 お前が命をかけてまでおれが必要だというなら仕方ない。
 力を貸してやろう。」







その剣士は、
ある王子を守るために剣を振るうことになる。













**********

ナバマル!ちょっとアドリブ入れた。 
王子に「その剣で僕を好きにして」って言わせたかっただけ。
ナバールは王子が説得した方が良いと思う!

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