novel♯
□死の山
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――死の山「デスマウンテン」
盗賊たちが蔓延り、山を越えようとする者を襲う。
死の山
盗賊につかまっていたシスターが逃亡したとの知らせを受け、
王子たちは救助に、そして盗賊たちはシスターを追いかけた。
その戦いの中、
王子は噂に名高い剣士と出会う。
「剣士ナバール…
あなたほどの方が、どうしてこんな
盗賊たちの用心棒なんかを…?」
「!?なんだ、おまえは。
おまえらに用はない。さっさと立ち去れ。」
ナバールは剣の先を王子に向けた。
しかし、その王子は怯むことなくまっすぐ見つめた。
「ほう…命知らずなやつだな。
邪魔をするなら、殺すまでだ。」
「頼む…あなただって無意味な戦いだと
わかっているはずだ。
あなたのその力、僕たちに貸してくれないか?
…あなたの剣は本当に殺す剣なのか?」
「……」
「それがだめだと言うのなら、
その剣で僕を好きにすればいい。」
マルスは剣を地面に下ろした。
「…おれは無抵抗なヤツに切りつける剣を持っていない。
お前が命をかけてまでおれが必要だというなら仕方ない。
力を貸してやろう。」
その剣士は、
ある王子を守るために剣を振るうことになる。
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ナバマル!ちょっとアドリブ入れた。
王子に「その剣で僕を好きにして」って言わせたかっただけ。
ナバールは王子が説得した方が良いと思う!