過去拍手
□イイコト
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「あ、やんっ先生ぇ…」
「ん?何がイヤなんだ?気持ち良さそうな顔をしているくせに」
「んんっ」
え?
ナニコレどうしよう
「や、山村先生?」
「あん?どうした学級会長」
「うひゃん!」
おれの存在に気づいた女の子の様な容姿の名前も知らないクラスメイトは、華奢な体をびくん!と震わせ、驚いた顔をおれに向けた。
チワワみたいな顔で目をもっと見開くもんだから怖いのなんのって!
怖いに決まってんでしょ!
おれどんだけ涙目なのか自分でも良くわかんないよ!
「えっと荷物を…」
「おお、さんきゅ」
なにその笑顔…こわい。
「あの、その、おれはこれで帰りま…あたッ」
あ、チワワ君走って行っちゃったよ
心なしか睨まれちゃったよ
ていうかモロ肩ぶつかっちゃたよ…
チワワ君…当たり屋…
こわ…
「あーあ。今からイイコトしようとしてたのにお前のせいだぞ」
「言ってることと表情が違いすぎ、です…」
さんそん、超にっこにこ、だと…怖いにも程がある。
というかおれの腰に回した右手と先生のベルトにかけてある左手を今すぐ離してください。土下座しますから。
「俺、超ノーパン主義だからすぐ脱げちゃって楽〜」
「え」
何言ってんのこのひと、こわい
−−−−−−
村井拓、ブラックアウト。
…やおいすぎました。
特にオチが迷子´・∞・`