番外
□そもそも俺、サドなんで。
3ページ/7ページ
「お、れ…海原シュウのため…に、ケーキ…、作…った。よ、よかったら…」
おれは海原シュウのために、一生懸命、ケーキを作った。
泡だて器、自動のやつ無かったから、手動…で。
大変、だった。
「書記さん、何回言ったら分かんの?俺、甘いの苦手。そして俺、先輩。敬語使え。敬え。」
海原シュウは…照れて、る?
それでも、やっぱり、……かっこいい。
海原シュウはため息を付いた。
…かっこいい。
もぐぐっ
「あ、」
「おら、食ってやったぞ。満足か?ん?」
海原シュウは、お、れのぶんも食べた。
「もう、ちょっと…優しくして、欲しい…」
目から、何かが、落ちた。
−−−−−−
限界がきたら、
2.優しさが欲しいなあと呟いてみなさい