番外

□そもそも俺、サドなんで。
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「お、れ…海原シュウのため…に、ケーキ…、作…った。よ、よかったら…」





おれは海原シュウのために、一生懸命、ケーキを作った。
泡だて器、自動のやつ無かったから、手動…で。
大変、だった。



「書記さん、何回言ったら分かんの?俺、甘いの苦手。そして俺、先輩。敬語使え。敬え。」



海原シュウは…照れて、る?
それでも、やっぱり、……かっこいい。

海原シュウはため息を付いた。
…かっこいい。



もぐぐっ



「あ、」

「おら、食ってやったぞ。満足か?ん?」




海原シュウは、お、れのぶんも食べた。




「もう、ちょっと…優しくして、欲しい…」




目から、何かが、落ちた。






−−−−−−

限界がきたら、
  2.優しさが欲しいなあと呟いてみなさい
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