Short Dream
□君中毒
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「ななしさんッ!!お、おおおおはよっ!!」
『おお、燐おはよっ♪』
残暑が厳しい今の季節。外ではまだ蝉の音が響いている。意識朦朧としながらもななしさんに吃りながら挨拶したら元気に笑顔を返してくれた。
んな笑顔みたら夏の暑さなんか吹き飛んじまう訳で…
でもよぉ…
二つだけ問題があんだよな…
まず1つ目!!
「おはようさん、ななしさんちゃん!!あのさ朝イチにこんなこと言うのあれなんやけど…合コン一緒に行かへん?」
『おはよう!!志摩くん♪私は構わないけど逆に場違いじゃないかな?可愛い子いっぱい来るだろうし私が行ったら浮いちゃうよ!!』
「確かに可愛いすぎて浮くかもれへんけど……お願いやっ!!俺女の子友達多いってことで通ってんのや!!」
両手を合わせて必死に懇願する志摩にななしさんは快く了承した。
まずここなんだよ!!問題は!!
天然でお人好しなところ…
どちらもななしさんの良いところだけど、無性に腹がたつ。
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