Short Dream
□ピュア恋
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そんなことが続いていたある日の帰りのこと。
帝人がいつも帰る杏里、正臣と帰路につこうと思っていた。しかし今日は杏里は用事があるらしく先に帰ってしまったため、正臣を待っていた。
「みっかどー♪待たせたな!!つか、杏里は?」
「園原さんなら先に帰ったよ、なんか用事あるみたいで」
「嘘だろぉぉお!?俺エロ可愛い杏里を見て癒される予定だったのにぃ!!」
「仕方ないよ、正臣。無理矢理ひき止めるわけにもいかないし…」
「うぅ…ま、俺は帝人と童貞同盟に入っているから別に杏里にフラレた方がいいかもだけどな」
「告白もしてないしフラレてもいないだろ…しかも何その同盟…√3点」
「ひどっ!!俺にとっては先に帰った=フラレたの等式がなりたってんだよ!!」
「同盟に至っては僕入ってもないし…」
「いーじゃん!!別に付き合ってる子いないんだろ」
「いるよ」
「は?ええっ!?いやいやそれはない。だって奥手君だもの」
「だものってみ○を!?僕だって勇気を出したんだよ」
「でもさ、そんな影ねえじゃん。もしや年上のお姉さまと秘密でムフフとかとか」
「彼女は来良だよ。それに同い年」
「はああっ!!?じゃあ一緒に帰るぐらいしろよ」
二人が言い合ってた時、
『あ、龍ヶ峰君。柳川先生がよんでたよ』
という可愛らしい声が響いた。
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