ミルフィーユ

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「ちょっと走らないでよっ」

『へへヘン』

「こけるわ「ドンッ」だから言ったのに」

『すっすいませんっっっ……………………アイスがないっっ』

「てめぇさんの探してるアイスはここだ」


ぶつかった人の指の先に、私のアイスがあった。


『アッアイスっっっ。服が食べちゃってますねっ。暑いですから(*´∇`*)』

「てめっっなめてんのか?」


あら、怖い。
ぶつかった相手はヤーさん顔の怖い人。


「おーいっっ小十郎どうか…………honey じゃねぇかっっ!!」

「げっっ。伊達ぇ」


ヤーさん顔の人を呼んだ(ぽい)のは幸村の恋敵兼ライバルである三組の伊達君だった。


「honey っっこんなとこで会えるとは…………コレは運「honey になった覚えはないから」照れるなよー」

「まっ政宗様っっ」

「小十郎よっ…………フッヽ(´ー`)ノ」

顔文字キモイ。
伊達君モテるのにキモイ。
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