ミルフィーユ
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『母上っっ。行って参るで御座るっっ』
「幸村君のマネはやめなさーい」
『あーい』
お気に入りの赤色のチャーリーに又借りいざ出陣。
高校に入って早2年。2代目で御座います。
因みに前のチャーリーはピンクでした。
鼻歌を歌いながらチャーリーをこいでいるとあっと言うまに学校についた。
「おはよー。里央、今日も相変わらず微妙な時間っ」
『うむ、いい感じかな。おはよー。香莉(カオリ)』
廊下を歩いている時に予令がなってました。
只今、本令がなるなる3分前。
「変わってるねー。里央は」
『褒め言葉だと思っとくよ。で?あんたさんのダーリンは?』
「三組の伊達のとこ、毎日毎日、彼女ほっといて伊達のとこ行っちゃうんだもん」
『ほー。お主も苦労してますなー』
「……あぁ、そう言えば今日だっけ?宴会」
『yes 。母上が母友と温泉行くから私も宴会 』