蒼紅 DS小説

□ブルーフェニックス(後編)
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幸村が奥州で一番好き 幸村が日の本で一番好き 幸村が世界で一番好き

お前の真っ直ぐな眼差し、内に秘めた強さや情熱に俺は魅かれた。

魂と魂が繋がってるから俺達はこんなにも引かれ合ってしまうんだ。coolな俺をこんなにもheatさせる奴はいなかった。
お前と俺はEternal
好敵手だ。
お互い信頼し合って、生涯お前だけだと決めた。
生涯を共にする奴にもうこんなことやめないか?
俺を苦しめないで欲しい。聞こえる、幸村?

布団の中の幸村の攻撃の手は緩める事がなかった。

…俺の心の声がまったく届いてない;;

「あーーー」
「うーーー」

政宗は必死にこらえた!
幸村がこんなにも積極的になるなんて普通は嬉しい限りなんだ!…けどこのタイミングはなんなんだー!Oh!my god!

ちらっと布団の端を上げてみる。
それに気付き幸村はギラリと―――目が赤く光った…ように見えた―――睨んだ。

般若の顔になってるよー可愛い顔が台無しだよー;;

政宗はははは…と笑って、そっと布団を戻した。


モニターの中ではそろそろ本番が始まろうとしていた。
元親家康はわいわい盛り上がっていた。

あああ本当はあの輪に混ざってあーでもないこーでもないと言って談笑してたいよー逃げ出したいよ―と思って意識が遠のきかけた。


駄目だ駄目だ!何を考えてるんだ!気をしっかり持て!
もう俺はあのような物に頼る若造じゃないんだ。
今は幸村だけだ。
心に決めたんだ。
もう、体が反応しないんだよ!



「独眼竜見ろよ!いいところだぜ!」

俺は幸村だけなんだ、他の奴の見たって全然その気になんかないんだぜ。you see?

政宗はちらっと画面を見やる。

「わっ!スゲーヽ(゚∀゚)ノ ♪」

満面の笑みを浮かべたがすぐに苦悶の表情になった。
政宗の僅かな体の反応むかっとして幸村の攻撃が一層激しくなった。



幸村のターン!





幸村のターン!!




幸村のターン!!!





「あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわw(´●д;`)」





もう、楽になっちゃえよ   ←悪魔の声





「\(*●∇`*)/」









……


………
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