Dead Fox

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「―――――お前―――は――――ボ――――」



「――――で――脱――――だ―――」





気が付くと、何やら声が下から聞こえてきた




取り合えず起きてみたが、まだ頭が覚醒しきっていない為、カインの耳には殆ど内容は入ってこなかった




暫くぼーっと空を眺めながらその場に動かずにいると、行き成り物凄い強風が吹き、その強風がカインを襲った





「っ!、うわっ!?」



「「「「!?」」」」



「あ、カイ…」





頭が覚醒しきっていなかったせいで、上手く動く事が出来ず、カインはバランスを崩し、下へと落下してしまった





「っ〜…、痛ってぇ〜…、マジ最悪、落ちるとかマジでないわ…」





カインは悪態を吐きながら立ち上がると、服に付いてしまった砂埃を叩き落とした




ある程度叩き終えると、先程まで会話をしていたであろう男達を見てみる




全員、カインの事を見たまま固まっていた





「え〜と……、なんかお邪魔だったみたいだな…、っじゃ!」





何か、ヤバイ空気を感じたカインは、すぐにその場を離れようとした…










「待てっ、この野郎!」



「な!?、放しやがれ!!」





逃げようとしたまではよかったが、すぐ近くにいたピンクの髪のライオンヘアーの男に捕まり、持ち上げられてしまった







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