text-oofuri

□reward
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男同士とかありえない。







「たぁじまぁ、打てよ!」
「おぉ!!任せろ!」
ネクストから見る田島は、廊下で会う顔とは違っていた。やっぱずば抜けてんだよな。俺がやってきた4番とは違うんだよな…。それだけは毎回考えてた。
それだけだったはず。

ネクストから見ていると、田島がこっちを見た。
それだけで、目をそらしたくなるほど恥ずかしい。

何でだろう。
前まではこんな気持ちならなかった。田島に見られるだけで、ドキドキする。
飛びついてこられると、息ができないくらい胸が詰まる。
話してるだけで、何も考えられなくなる。

始めは、こんなこと考えてる理由とか分からなかった。
だけど、少しずつ分かったんだ。憧れじゃない。
いや、きっと最初は憧れだったんだ。
俺の持ってないものを持ってる田島は悔しい気持ちも大きかったけど、カッコよかった。

その気持ちで終わっとけばよかったんだ。
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