ONE PIECE
□第5話
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「もーちょい左だな!」
『よっしゃここか!!』
ヒュンッ!!……ドカァアアァアン!!
『おーー!!!やったーー!!』
「レイ、狙撃向いてるぞ!!」
『本当?(笑)やったね〜!』
なんてガッツポーズをしてると、「何してんだ〜?」とシャチがやってきた。
『あ、シャチ。おはよー』
シャチ「おはよー。何してたんだよ」
『狙撃〜!』
船が浮上してるってことで、近くの岩を能力(水態)で壊してます←
シャチ「狙撃っつーか…破壊力抜群だから狙わなくても…」
『細かいことは気にしない!次!』
「はい、構えて!」
微調整をしながら、1発放つとまたもドカァアアァン!!と岩が壊れた。
『むふふふ、やばい才能あるかも』
シャチ「やめとけ」
なんて満足していると「ぎぃやああぁああ」と聞こえる2つの叫び声。
『えっ!?なに!!?』
「もしかして………」
シャチ「レイが壊れた岩に人居たんじゃね」
『嘘!!えええっ!?ちょっと、助けてくる!!』
シャチ「えっ、レイ!お前!泳げんのか!?」
『多少なら!』
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「「『ぶえっくしゅ!!』」」
「大丈夫かい?」
『ガクガク)すみませんコックさん…』
暖かいミルクをもらい、身体を温めていると、ローがやってきた。
ロー「…こいつらか」
『そうなの!』
「お前が…死の外科医……"トラファルガー・ロー"…」
ロー「テメエら、何者だ」
ローがそう尋ねると、男が「ただの放浪人です」と答えた。
『はははっ、私と同じこと言ってる』
ペンギン「っていうかあんな岩で何してたんだお前ら」
「あ!そうだ!!コイツ風邪引いててずっと寝込んじまってるんだ!!助けてくれ!!頼む!!!」
と、ローに頭を下げる男。
ローは眉間に皺を寄せたまま「連れてこい」と言い、食堂を出ていった。
「…いい奴なんだな………」
『ふふっ、意外とね。死の外科医なんて呼ばれてるけど…優しいよ』
「クラウド・レイ…さん、でしたっけ?」
『ええ。あ、そういえば名前聞いてないね』
ワーズ「あ、俺はワーズで、こっちがベル!とりあえず…コイツ治してもらってくる!」
そう言うと、ワーズはベルを抱えて食堂を飛び出した。
『男女で放浪って…兄妹か何かかな』
ペンギン「さあな。まあ、怪しいことに変わりはない」
『…なんか懐かしいね』
ペンギン「あれは悪かったって!」
『もはやネタだよね』
シャチ「俺はずっといい奴って言ってたんだけどなー!」
ペンギン「うるせえ!」
ははは………。
私達の笑い声が食堂に響く。
…後に……後悔するとは知らずに…………。