小説エゴイストA

□あなたがキレイと誉めるから
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「ヒロさん…好きです」




「…っ、うるせ……」






俺を抱く時、野分はいつも感触を確かめるように身体に触れる。




「ヒロさんの声も華奢な肩もなめらかな肌も」





「…っ、ん……」




耳元で囁きながら少しずつ俺の中に入ってくる。





「んっ……のわ…」




「ヒロさんの全てが俺を欲情させるんです」




野分はいつも、愛しそうに俺の全身にキスをする。
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