小説テロリスト

□だって楽しみだったから
1ページ/8ページ



「もういい!宮城なんてもう知らねー!」



「こっちのセリフだ!勝手にしろ!」




荒々しくドアを閉め、宮城が出て行った。




一緒に出掛ける予定だった休日の朝。




急に宮城に仕事が入るのは今までも何度かあったし、仕事なら仕方ない。




でも、楽しみにしていたから少し拗ねてみた。



それが全然少しにならず、結果言い争いになって今に至る……



この分じゃ大学に泊まり込んで帰ってこないかも…






しんと静まり返ったリビング。




何だかすごく寂しくて耐えきれず外へ出た。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ