異小説

□ある貴族のお話
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「明日から1週間、国王の友人のご子息であるヒロキ様が視察に来られる。

城内の護衛はもちろんだが
ご子息様の安全を確保し各自任務を全うするように」


国王の友人のご子息様…、
いわゆる『貴族』というやつか。


明日からの1週間は通常通り城内の護衛とご子息様の護衛と分かれる事になる。


俺はご子息様の護衛にあたる事になっているがどんな人なんだろう?


「ノワキ」

「はい、何でしょう」

「お前は明日、数名とご子息様を出迎えてもらう」


という事は会場に着いた時の護衛ではなく付きっきりか…


「わかりました」

「年齢的にも一番近いからご子息様も気兼ねしないだろうしお前が専属護衛につけ」


専属護衛か…眠る時以外は常にご子息様の側にいてお守りする。


失礼のないようにしなければ…
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