火の狭間

□第七章
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51.行動開始




「よし、水汲んでくるね」


「じゃあ水はなまえに任せるわ。私は火の準備するね」


「ならオレとナルトは食材調達だな」


「地図じゃ川が近いみたいだから、魚をお願いね」


「分かった」


「よし、やってやるってばよ!!」



音忍三人組と交戦してから二日たった昼。

傷も癒えたということで、私達第七班は行動を開始することにした。



…その前に、まずは昼ごはん。



「とあああ〜!!影分身の術!!」



ナルトとサスケは川沿いまで行き、魚をとっていた。


ナルトが暴れると、魚が勢いよく跳ね、それをサスケが綺麗にクナイで仕留める。



「もっと暴れろ!保存用にもとっておきたい…4匹じゃ足りん」


「なっ」


「あと3回だウスラトンカチ」


「これってばスッゲーしんでーんだぞ!!てーか代われ!!」



そんな二人に、火の準備を終えたサクラが大きく声をかけた。



「サスケくーん、火の用意できたわよー!豪火球お願ーい!」


「…とりあえず4匹でいいか…」


「ちょっとまてコラ!!」




二人の会話がよく分からず、サクラは首を傾げている。



そしてなまえが戻ってきたところで、四人は食事を取り始めた。



火を囲みながら、魚を焼いていく。

そこでサスケが口を開いた。



「第二の試験…始まってもう4日目の昼だな……」


「うん…」



サスケは返事をしたサクラに視線をやった。

少し汗をかいている。



「第二の試験開始が昼の14時30分頃だった。時間で言うとあと…25、26時間しかないな…」


「もうすでに何チームも合格してるかも…そうなると…」


「あーー早く!早く!焼っけねっかなぁ〜〜」


(サクラとサスケくんが真面目に話してんのに…ナルトったら…)



なまえが額に手をやる中、サスケは地の巻物を取り出した。



(そろそろ本当にヤバいな…)






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