イナズマイレブン
□七夕
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7月7月
それは年に一度
織姫と彦星がリア充でランデブーという聖夜のこと
「何がランデブーなんだ?」
「不動、そこに突っ込むな…」
イナズマジャパンのメンバーは宿舎に担ぎ込まれた巨大な笹にアレやコレやと飾り付けをしている
もちろんメインは短冊
マネジャー達が丁寧に紙を切り分け
それぞれが思い思いに願い事を書く
コソコソ書いてる者もいれば見せびらかしている者もいた
「今夜は天の川見れるのかっ?」
「どうかな?晴れてるからきっと見れるんじゃない?」
円堂の問いにヒロトが答える
まだ日は沈みきっておらず
西の空に赤く輝いている
もう6時というのに7月は日が長い
「みなさーん、夕飯できましたよぉ」
音無の声に引き込まれるようにメンバーが宿舎に帰還する
「腹減ったッスー」
「そうでヤンスね」
「壁山はいつも腹ペコだろ、ウシシッ」
他愛もない会話が飛び交いながら一斉に食堂に向かう