女体化story@

□ツナ骸&正白@
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とりあえず、骸が開放されて、白蘭も開放されて、2人とも沢田家の居候になっていて、2人ともおにゃのこです。




「奈々さん、奈々さん。お買い物行きましょう!最近黒曜におっきなショッピングモールが出来たんです」
「あ、それいいね。新しい服欲しいと思ってたんだよねー」
「むくちゃんもびゃっくんも、女の子ねえ。ツッ君はこういうのぜんぜん興味なさそうだからおばさん嬉しいわ」
「くふふ。でも綱吉くんには荷物もちで来てもらわないと」
「じゃあ、しょーちゃんも呼ぼうかな」

目の前できゃぴきゃぴはしゃぐ女の子3人(いや、母さんは子って年じゃないけど、見た目だけだったら十分通用する・・・怖い)。
最近、そろそろ許容量オーバーになるんじゃないかって言う、沢田家に居候が決定した骸と白蘭だ。
2人とも母さんにはなんか弱いみたいで、家にいる間は普通の女の子みたい。オレがびっくりしている。
で、ちゃんと家の手伝い(料理とか。骸なら分かるけど、白蘭も普通に手伝ってて、オレはさらにビックリだ)とかしてるから、母さんも2人がかなりお気に入り。
今や本当の息子であるオレよりも仲がいいんじゃないかってくらいにべったりだ。
くそ、オレだって骸に抱きつきたい。

なんてことをぼーっと考えてたら、すっかり行く方向で話は進んでいたらしく、骸がオレを呼ぶ。

「綱吉くん?」
「ん?何?」
「お買い物、行きましょ?」

そしてオレが、骸のお願いを断れるわけがない。

数分後、本気で断ればよかったって後悔することになるんだけどね


「綱吉く〜ん。どれがお好みですか?」
「おっま!わざとだろ?何言ってんだよ!」
「え〜。綱吉くん好みになろうという僕の女心が分からないんですか?」
「分かりたくもないよ!」

オレがどこで叫んでいるかって言うと、ランジェリーショップ(って言うんだって強制的に教えられた・・・)所謂下着屋さんの前。
もちろん男のオレにはとても入れたものじゃないのに、骸は笑顔でオレを中に入れようとしている。
イジメだろ?これ。あいつマジで何考えてんだよ!

ちなみに、オレの隣でもおんなじ言い合いが行われていた、
正一君と白蘭である。

「しょーちゃーん。これ!これ好きでしょ?」
「あんたバカですか?こんなところで僕を誘わないでください。一人で適当に選べばいいでしょう?」
「え〜。だって、せっかくしょーちゃんの好きな下着つけてあげようとしてるのに」
「余計なお世話だ。僕を巻き込まないでください」

そういってそっぽ向いた正一君と目が合う。
2人して乾いた笑いしか出ないのは仕方ないだろう。

早々とそこから退散すると、一応入り口が見えるベンチで2人、荷物番をすることにした。

ちなみに、中ではこんな感じだった。


「くふん。結局綱吉くんは着てくれませんでした。・・・どうしましょう?どれだったら綱吉くんはイチコロですかね?」
「綱吉くんなら以外にピンクとかいけるかもよ」
「でも、ピンクって僕のキャラじゃないですからね」
「あ、そう言っていっつも黒とか紫ばっかなんでしょ?ここはギャップ狙いもいいと思うよ」
「ギャップ?」
「普段お色気系ばっかなのに、突然可愛いのにするのも立派な戦略だよ!」
「なるほど。う〜ん。でも僕のカップだとピンクってあんまり可愛いのないんですよね」
「それ、僕に対する嫌味?!」

骸はもうすぐEカップになりそうなのである。白蘭は現在やっとB。寄せて。

「僕は事実を言っただけです」
「くそう。このやろ!」
「きゃっ!揉むなアホ蘭!」
「う〜、このふにふに感が綱吉君を虜にしているのか・・・」
「いい加減手を離せ!この貧乳!」
「うぅっ!ホントのことだけどそれ酷いよ・・・」

さめざめと(嘘)泣きを始める白蘭。それを冷めた目で見下げる骸。
じゃっかん悪目立ちし始めたところで奈々がやってきた。
どうやら2人に似合う下着を探してくれていたらしい。
奈々大好きな2人はその事実に笑顔になり、ほくほく顔でそれを買ってツナと正一のところで戻ったのである。




「ってことで」
「あ?」
「この下着きて、今晩綱吉くんのベッドに押しかけますね」
「だから母さんがいる前でそんなこと言うなって言ってんだろ!」

思わず本気で頭を殴った。
それなのににへらと笑う骸に、オレは一から躾直さなきゃまずいと戦慄を覚えたのだった。

end





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