04/17の日記

23:03
小ネタ(かなり暗いです
---------------
4日程前に見た夢の話です




数ヶ月程前からこの世界に異変が起こりだした

人間誰しもが持ち合わせている「妬み」「恨み」「苛立ち」

不の念は人間の体におさまりきらず外側に漏れだし、ついには

実体化するようになったのだ―


そして実体化したそれらは生み出した本人を襲う

人口はもうすでに呆気なく半減していた


どうしようもない状態に人々は諦めたように目を背き朽ち果てるのを待つばかりだった


しかし、一人の少女はそれを許さなかった

「このまま呆気なく死ぬなんて俺は許さないから」

名前は沢田奈々

明るい性格で誰からでも愛されるリーダーシップを持った普通の少女だ


奈々は不念に対抗するためイロイロなジャンルのものに手を出し

出口を導いていった


しかしなかなかいい手段は見つからず
月日だけが過ぎていった


「おぃ!!それ俺が使ってた物だぞ!」
「早い者勝ちだろ!!」
「こらっ!!」
「「奈々姉!!」」
「そんなことで喧嘩してたら実体化したお化けが襲ってくるかもよ〜!!」
「ひぃい!!」
「やだやだ!喧嘩しない!!」
「よしっ偉いぞ〜」



そうやって奈々は人々が不念を流出しないよう
秩序を守っていた


皆も奈々には逆らわず、まるで神様仏様のような扱いをしていた

奈々はそれが嫌だったが、皆が楽しそうだったので抵抗するのは諦めた。


そんな生活をしていたが、やはり人間から不念を完全に消し去るというのは無理がある

奈々は一人一人丁寧に不念が消えるよう人々と触れ合い周りを癒していた


しかし、奈々でも一人一人の不念と接しているうちに疲労が出てきた


しかし休んでいる暇などなく


そうこうしていると
月日が経つにつれて、不念の実体化数が増していた
「どうして……」

奈々は気付いていなかったのだ


精一杯の気持ちで人と接し、癒してきた奈々

誰よりも必死に戦い続けてきた奈々。


奈々だって人間だ。
神様でも仏様でもない

人間なんだ。

人々は一人として
全滅という事態に陥るまで本当の真実には気付かなかった

不念の実体化を一番増やしていたのは

奈々だったということに

後に人類最後の生き残りとなった人間はこう言い残した


「どうして早くに気付いてやれなかったんだ…一番辛い思いをしてたのは奈々じゃないか、俺達は奈々を神か仏と勘違いしていたようだ。あの子は普通の…
少女じゃないか―

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

01:28
またも小ネタ
---------------
最近リアルが忙しくて夢の国への出入りが多い小豆。
そりゃ、…小ネタばかり増えるわけでして
<○>ω<○>カッ!!







「くっそぉぉおぉ!!ジジィ後で覚えとけよッッ!!!!」

その日沢田は血相をかきながら町中を走り回っていた。

―数十分前―



沢田達は次のパラレルワールドへと移動していた

一つの世界に長居していると時空軸が歪むらしい。それゆえに、定期的に移動が必要なのだ

しかし移動の際にトラブルがたまに起きる。

イロイロなケースがあるのだが
今回のは初めて体験するトラブルだった、

「あれ、おーぃ奈々ぁー????ツナぁー綱吉ぃ〜」

沢田のやる気ない声が誰かに届くわけでもなく

………と、思っていたが
一人だけ一言も漏らさず、一言一句しっかり耳に入れている奴がいた


「どうした可愛すぎる孫よ!!お困りのようだな!」
「こういう時ばっかり出てくんじゃねぇようっぜぇぇえぇ!!!」


ジョット、通称ジジィ。

面倒事ばかり押し付けてくる厄介者だ

「む?到着地が皆バラバラだったのか?」

「…みたいだ、つかそれならまだいい…最悪の場合、移動途中ではぐれた…とか」

パラレルワールドの中で一人の人間を見つけるということは例えるなら、海岸の砂の中から決められた一粒の砂を見つけ出することに等しい

「それはないと信じたいな…よし、とりあえず探す!!まぁ、超直感があるしすぐ見つかるさ」

「ぬ!直感など使わぬとも愛の力で見つけだしてみよ!!」

「む・ちゃ・い・う・な・!」

「無茶などではない!!貴様ならできると信じておるぞ!よし決めた!!貴様の超直感、しばらくの間封じるぞ」

「ハァァアァ!?;ちょ、待てオィコラ!!!」

「プププププリーモ!オープン・ざ・ハート!!」

「キッショ!!!!!掛け声!?呪文!?普通にやれよ!!…あ、いや、するなよッッ!?;」

「ふぅ」

「おぃ、何だよ今の「一仕事終わったぜ、さぁ一服ふぅ」みたいなため息!!!!ッッまさか…」


……………。



ハハッッ☆
見事に使い物にならん☆


「くっそジジィぃぃぃいぃぃいッッ!!!!!?;」

「よし、後は愛の力で頑張りーヨ☆さらばだ!!」

「わーぉ!!さすが俺のおじぃちゃん!!泣けるくらい面倒事だけ置いて去っていきやがったHAHAha!!!!!!(^言^)」



そして沢田の笑劇的ストーリーが始まる^p^←

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ