こんなにやかましく言うのは、心配で心配でたまらないから
心配なのは強い一面を知ってるから
知ってるからこそ心配で
一緒にいるからわかった一面が愛おしい
愛おしいのはそこだけじゃなくて沢山
いろんな一面を知ってるからその全部愛おしいんだ



  悪気ないのです。




「これ食うか?」
「ありがとう。でも、もうお腹いっぱい」
「そうか…クッキーいるか?」
「ありがとう。でももう一枚貰いましたよ」
「じゃあもう一枚」
「十四郎さん、お腹いっぱい。」
「………」
「………」
「いやでももうちょっと食べろって」
「もうデザートも食べたのよ?」
「…うーん」
「ね?」
「お前軽いから」
「重いわよ」
「いやいやいやほんと羽毛みてーだから。心配だから」
「そんな事言って、十四郎さんいつ私のこと持ち上げたんです?」
「この前の体育の時。倒れたろ」
「……………………。ありがとうございました…」
「いやいやいや。とりあえず食えって」
「私、太っちゃいますよ?」
「大丈夫だ。太っても保健室運んでやる」
「そうじゃなくて…」
「な?だからこのごぼう食「十四郎さん、デリナシーです」
「デリナ……」
「ふふ。だから罰です」
きゅっとつねられたほっぺ
「…いてぇ」
「罰ですからねっ?」





 




私が土方ならミツバさんにたんと食べさせたい



[TOPへ]
[カスタマイズ]

©フォレストページ