思い出宝箱

思い出のオルゴール
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 それから、壁掛けオルゴールですが、あれは確か木製でできていて、スヌーピーとウッドストックがシーソーをしている絵だったと思います。

 その絵の下に糸のような線が垂れていて、それを引っ張るとメロディーが流れ、スヌーピーとウッドストックが動く仕掛けになっていました。

 台所の壁に掛けてあり、私たち姉妹は毎日のように下から見上げていました。


 そして、私たちの一番のお気に入りは、ジュエリー・ボックス型のオルゴールでした。



 そのオルゴールのふたを開けると、バレリーナがステージの上でくるくると回るのです。

 この仕掛けは、バレリーナの足にマグネットがついているというものでした。


 バレリーナの踊っている姿が見たくて、私たちは一日中ずっとオルゴールを開けていました。

 その姿を見て、母が笑っていたのを思い出します。




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