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「いらっしゃーい。・・・って、あら?レモンちゃんじゃない!!久しぶりー!」



ドアをあけ、店内に入ってみればカウンターにいたタバコをくわえたスタイル抜群な大人なお姉さんが軽快な足取りでこちらにやってきた



「お久しぶりです。おばさま!」



「いつのまにかこーんなに可愛くなっちゃって、これじゃ男が放って置かないわね」



「ご心配無用。私にはダーリンがいますから」



ぎゅっと笑顔でヒドラの腕を持つレモン



「あらあら、微笑ましいわ。

・・・それで後ろの子は、・・・5億の海子(みこ)さんで良いのかしら」



ちらりと見つめられ、びくりと肩を震わせる



「あ、はい。
あの・・・、はじめまして、ジュラキュール・リオです」



ぺこりと頭を下げる



目の前の女性はじろじろとなめ回すように私を見てはくすりと妖艶に笑った



「リオちゃんはサフィリア似ね」



!?



突然呼ばれた母の名に勢いよく頭をあげる



信じられないと言わんばかりに見つめれば、悪戯が成功した子供の様ににこりと笑う女性



「私、昔、海賊だったの。だから何度かサフィリアには追われたことがあるのよ。

彼女は他の海軍とは違って、確固たる自分の正義と仁義があったからね、私も気に入っちゃって会って間もなかったけどすぐに打ち解けたわ。

それこそ海軍と海賊なんてものの隔たりなんて微塵もなかったわ」



母様の友人・・・。



「サフィリアが海賊と、しかもあの鷹の目と結婚したって聞いたときは耳を疑ったわ。・・・だけど、まああのコならありえるわってすぐに納得しちゃった。


ああ、そういえば自己紹介がまだだったわ、私はシャクヤク。気軽にシャッキーって呼んでね」



ウィンクをするシャッキー



「いきなり話込んじゃってごめんなさいね。

で、あなたたちのご用は何?」




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