□44
3ページ/5ページ


「おれを抱きてえなんて命知らずじゃねえか、シャチ。room・・・」



ぶぉんっと不思議サークルが現れる



「ヒイイイイッ!!中身は船長のままなんスね!!」



「シャンブルス・・・」



「ィギャアアアッ!!!!!」




ローによってみごとにバラバラにされたシャチさん



「ふん、これに懲りたら二度とあんなこと言わないことだな」



ごりと、シャチさんの左手を踏み付けるロー子



私はそっと、シャチさんの頭部を両手で持ち上げた



「そうだよー、シャチさん。ロー子は私のだから手を出しちゃだめ」



にこりと笑い、ペンギンさんに首を渡す



「さあ行こうよ、ロー子」



ローの手をとりニコッと笑う



「・・・。」



黙り混んだロー子



いったいなんだというんだ



「お前、女が喜びそうな性格してんな。王子様タイプっつーのか?」



「え・・・?」



ローの言葉に頷くペンギンさんにクロウ



「もともと男前な性格ですからね。リードも出来ますし」



「女の状態のときには余り気にしなかったが、お前、もともと天然タラシみたいな性格してるよな・・・」



ふむ、とペンギンさんが納得したように頷く



「ツンデレ娘に天然王子・・・、お前ら性別変わっても結構お似合いだな」



「誰がツンデレ娘だ。シャチの二の舞を踏みてえのか・・・」



・・・。


ごめん、ロー。私もそう思うわ



「・・・でも、ロー子とお似合いって嬉しいな」



ふふっ、と笑えば残念なものを見るかのように固まるローとペンギンさん



「天然タラシで決まりのようだな」



「ああ。つーか、むしろ男の方がお前に向いてんじゃねえか?」



「ひどっ!!」




.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ