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「私、男になってもローより身長低いんだね」
ローから服を借りたのはいいが、ぶかぶかなそれらに苦笑
得にズボンに至っては丈が長すぎる
やっぱ足長いんだ、ロー・・・
「お前、随分この状況なのに落ち着いてるな」
じろりとロー子に睨まれる
ああ、だから睨んでも可愛いだけだって・・・、って私は変態か!!
「あはは、ヒドラのおもしろ薬に付き合わされんのは今日がはじめてじゃないから。・・・慣れってやつ?」
悲しい慣れだなと可哀相だと言わんばかりの目を向けるローに苦笑いをして食堂のドアを開ける
そこにいたのはペンギンさんとシャチさんの仲良し二人組とクロウ
三人は私たちを見るなり、目を見開いた
シャチさんに至っては飲んでいたものを吹く始末だ
「は、あ・・・、あの、誰だ?」
「嫌だな、シャチさん。私のこと忘れないでよ。・・・それに、自分のキャプテン忘れちゃダメでしょ、・・・ねー、ロー子?」
「だからそう呼ぶな!!」
ロー子の肩を両手で掴んでシャチさんの目の前に差し出す
「せ、船長・・・?」
じろじろとロー子をなめ回すように見るシャチさん
その隣で、クロウがはあと溜息をついた
「ヒドラの薬ですね・・・。まったくあれ程ひとを巻き込むなと言っておいたのに・・・。巻き込むならリオ一人で十分です!!」
「いや、私泣くよ?」
「この優男がリオっ!?」
マジかよ、なんて呟くシャチさん
「・・・美少女は男になってもイケメンなんだな」
ペンギンさんが興味深そうに見てくる
「あ、はは・・・。それいうならロー子もかわいくない?目つきは少し悪いけど」
ずいっと不機嫌なロー子をペンギンさんたちの目の前に出す
「うんうん!!綺麗っスよ、船長!!マジ抱きてえくらい」
ニッと笑うシャチさんに、ロー子の額に青筋が浮かぶ
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