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「あの島は不思議な結界がはってあってな。
ロズマリア王家である印(しるし)がなければ入れない。
今のところ入れるのは、サフィリアから貰った王家の剣を持っているおれとサフィリアの髪飾りを持っているドフラミンゴ、そして女王の印であるサファイアの首飾りをもっているお前くらいだ」
「で、でもこのエターナルポースがなきゃ父様が島にいけなくなるんじゃ・・・」
「気にするな。それはドフラミンゴのだ」
は・・・?
「ドフラの・・・?」
「ああこの間、七武海の召集があってな。そのときにトラファルガーのことを聞いたのだが、帰り極に奴のポケットから盗ってきた」
ごめん、父様ちょっと分からない・・・
大体前後の文脈繋がってないし
なんでローのこと聞いてからの窃盗なんだろう・・・
とりあえずこのログポース、ドフラに返した方がいいな
「大丈夫だ、あいつはいくつか持っている。
・・・まあなくてもあいつのことだ、部下なりなんなりを使ってなんとかするだろう」
「さりげなく人の心よむんだね、さすが父様。
まあ確かにドフラならなんとかしそうだね、じゃあ有り難く貰っとくことにする。ありがとう」
にこりと笑いかければ、フッと微笑む父様
「・・・トラファルガー、」
「なんだ・・・?」
「娘を宜しく頼む。それと、子が出来たら見せに来い」
ローにニヤリと笑う父様
っ、こ、子って・・・
「ああ、任せておけ。・・・あと子供は当分見せれねえと思う。まだガキにリオを譲りたくないからな」
父様と同じようにニヤリと笑うロー、もう私の頬はこれ以上ないくらいに真っ赤だった
あー、もう・・・!!
父様は真っ赤な私の顔をくつくつと笑うとぽんぽんと2回頭を撫でてきた
「達者でな。・・・幸せに暮らせ。
親より先に死ぬ親不孝者にはなるなよ」
「!!
っ、うん、分かってる・・・。行ってきます・・・!!!」
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