番外編
□糸の無くなったマリオネットガール
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2日後、口から久しぶりにご飯を食べた
味が濃く、詰まるソレは、私の口から逆流して床にこぼれ落ちた
ぼとり、べちょり・・・
「ェホッ・・・、ァ、グゥホッ・・・」
咳込む私の背中をさすってくれるドフラ
「まだテメエには早かったか・・・」
そう言うドフラに首を横に振って違うとアピールして、料理に手を伸ばす
「バーカ、無理すんな。・・・おい、コック!!今のこいつでも食えそうなモンてなんだ」
奥にいるコックにドフラは怒鳴る、コックはびくりと肩を震わせ畏怖の目でドフラを見た
「す、すりりんご、などがよろしいかと・・・」
「ならそれ作れ。さっさとしろよ」
ドフラの言葉にハイィと返事をしたコックは厨房へと消えていった
「リオ、立て。お前まで汚れる」
私の吐瀉物は私の膝の辺りまで来ていて・・・
ドフラに脇を持たれて抱き上げられた
「ごめ・・・、なさい・・・」
目を覚まして二日たったおかげか、少しは声を出せるようになった
「何謝ってやがる。お前のせいじゃねえだろ。悪いのはお前をここまで衰弱させた海軍、政府の野郎どもだ・・・。下らねえ実験にリオを使いやがって・・・」
吐瀉物を部下に片付けさせるドフラ
申し訳なくて部下さんたちに頭を下げた
「リオ、簡単に頭を下げんな」
言い放たれた言葉は酷く冷たいモノ
「どう、して・・・」
「おれは海賊だ。お前は一生、おれの側にいるんだ。おれの隣にいるテメエがそんなにへこへこしてたらすぐに狙われるだろ。
・・・リオ、誰にもお前の心を見せるな。他人なんか信じるな。ただおれ一人だけを信じてろ」
サングラス越しに見るドフラの目は冷たくて・・・
「わか、った・・・」
そう言うしかなかった
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