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「リオーーーッッ!!!」
元に戻ったルフィの勢いの良い身体を支えることなんて私にはできなくて、抱き着かれた瞬間そのまましりもちをついてしまった
はは、我ながら海兵(てき)ばっかなのによくこんな隙だらけの姿晒せるよ・・・
て言うかロー、目が怖いんだって・・・!!
先程までの訝しげな表情とは打って変わってニコニコと嬉しそうに笑うルフィは私の首に顔を埋めている
「にしし、会いたかったぞリオ〜〜!!」
むぎゅりとさらに抱きしめて、ばしばしと背中を叩いてくるルフィ
うーん、ちょっと痛いけどかわいいから許しちゃう!!
「久しぶりだね、ルフィ。私も会いたかったよ」
唯一動かせる右手(左手も動かすとルフィの重さに堪えられないから軸にして)で優しくルフィの頭を撫でた
「おい、ルフィ!!その可愛い子ちゃんは誰なんだ!!羨ましいぞー、ちくしょう!!!」
遠くにいる黒足くんががしんがしんと地べたを蹴る
「リオ、お前と麦わらの関係はなんだ?できれば早く答えてくれると嬉しい。船長の目が尋常じゃないくらいギラギラして、殺気がとびまくってる」
同じく遠くにいるペンギンさんの声、ふとローを見ると・・・
怖っ!!何あの般若くん・・・
「あー、私とルフィの関係?ルフィは私の「リオはおれの姉ちゃんだ!!」あらら、先言われちゃった・・・。」
ハートの海賊団(ローを除く)・麦わら海賊団「「「ねっ、姉ちゃんんん!!!???」」」
目と口をこれでもかってくらい見開くみんな
ちらりとローを伺えばうっすら驚いたような顔をしている
「お、お前弟いたのかよ!!しかも麦わら・・・」
「でもリオと似てないねえ」
「ルフィのお姉さん!?妹じゃなくて?」
「髪の色くらいしか共通点ねえな」
「お姉さまーーー!!麗しいその姿におれはメロメロですー!!!」
上から順に、シャチさん、ベポ、ナミちゃん、ロロノアくん、サンジくんの順だ
ってか、妹って・・・
「んー、黙ってるつもりはなかったんだけど聞かれなかったし・・・」
別にいいかなって思って、と笑えばハートのみんなが盛大にため息をついた
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