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「うわあっ!!すっごいすごい、シャボン玉だよ!きれー!!」



目の前にぷかぷかと可愛らしく浮くシャボン玉の中に手を入れたり出したりして遊ぶ



手を出す度にポヨンとゆれるそれがとても愛らしくてまた繰り返す



「まだまだリオもガキだなー。シャボン玉程度でそんなにはしゃぐなんてよ」



ハハッと笑うシャチさん



「だって始めて生のシャボン玉見たし・・・。
っていうか、なんかシャチさんにガキって言われるのはムカつく・・・」



「なんでだよ!!」



「まあ、二人ともガキだということでこの場を治めろ。・・・で、船長これからどうするつもりで?」



ペンギンさんがそう言えばシャチさんは余計に怒ってポカポカと肩を殴っている



その和やかな様子を見ればペンギンさんのガキ発言なんてどうでもよくなって思わずプッと笑ってしまった



「今日は全員自由にして構わない。明日はペンギン、シャチ、それにベポは空けとけ。オークションでも見に行く」



・・・。



オークション、か・・・



ローの言うオークションは間違いなく人身販売だよね・・・



「・・・リオ。」



不意に名を呼ばれ、俯いていた顔を上げればすぐ目の前にはローの胸板・・・



「明日、もしお前が堪えられないようならお前は一足先に船にいろ。・・・ただでさえ、ここは海兵がうじゃうじゃいるところだ、ないとは思うがお前に万が一と言うこともある。大人しく「はいストップ」っ!」




つらつらと言葉を並べるローの唇に人差し指をそっと乗せる



「心配してくれるのは嬉しい。だけど、大丈夫。感情を抑えるのは私の十八番(おはこ)だよ。
騒ぎだって極力起こさないように努力する。だから明日くらいは一緒にいさせて?」



ね?と首を傾ければ、ローはそれ以上なにも言わなかった



「お前がそれで良いならおれは構わないが・・・。

それより、"明日くらいは"ってどう言う意味だ」



「今日一日、レモンにせがまれてフロートの皆で遊園地行くことになったの。ローはそういうところ好きじゃないでしょ?」



私の問いに渋々ああ・・・と頷くロー



「だから、今日は・・・」



「だが、行く」



「いや、なんで!?文脈おかしいよ!」



「うるせえ、行くっつったら行く。・・・早く、行くぞ」



ぱしりと捕まれる手首



そしてすたすたと歩き出すロー



「い、いやいや、まだライトたち来てないし!(そんなにロー、遊園地行きたかったのかな・・・)」




ぺ・シ「「(本当船長ってリオのこと好きだよな・・・)」」



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