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「ん・・・、痛っ!!」
朝日、いや真昼の太陽が窓から元気よく私を照らし眩しくて窓をしめようと立ち上がればずきりと痛む腰
「起きたか?ほらよ、」
先に起きていたらしき上半身裸のローに水の入ったコップを渡されゆっくりと飲む
喉をさらりと通るそれは私の渇いた喉を潤すオアシスだった
「ちぇ、ローより遅く起きるなんてなんか負けた気分・・・。っていうか今何時?」
「なんだそりゃ。
11時だな。・・・寝たのが大体4・5時くらいだから6時間くらいぐっすり寝ていたな。身体は大丈夫か?」
ベッドに腰かけ、自分も水を飲むロー
そんな彼をじとりと見つめる
「機嫌が悪いな。どうした?」
「こっちは死にそうなくらい腰痛だってのにローは全く痛みないから狡いなーって思っただけ」
そう言ったらローはくくっと笑って頭を撫でてきた
「悪い悪い。初めてにしちゃ昨日は飛ばし過ぎたか」
「昨日じゃなくて今日の間違いでしょ」
「まあ確かにそうだな。朝まで、とは冗談のつもりだったんだが・・・。まさか本当にその通りになるとはな」
「うう・・・、こんなにキツかったの初めてだよ。ある意味、父様の修業やドフラの任務よりもキツい。世の中の女の人はよくこんなの耐えれるね」
「安心しろ、慣れれば痛くなくなる。ついでに言って置けば、世の中の女は滅多にあんな激しいコースじゃねえよ」
マジですか・・・
じゃあ何、私、人選ミスった?
「お前なんか失礼なこと考えてんだろ。まあ大丈夫だ、さっきも言ったろ。慣れりゃ痛くなくなるってよ。・・・つまり、数をこなせば言い訳だ」
じりりと近づいてくるロー
あっれー、なんか昨夜の目みたいにぎらぎらしてるんだけど!!
「ちょ、ローさん?もう昼だよ。私めちゃくちゃ腰痛いよ?」
「ふっ、くくくっ・・・!!冗談だ。流石のおれも今のお前に手は出さねえよ。・・・多分」
最後の言葉は聞かなかったことにしよう・・・
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