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・・・まいった。



幾多の困難を乗り越えてきたおれだが、今日ほど身の危険を感じたことなんてない



それもこれもリオの落としたタイミングのクソ悪い爆弾発言のせいなわけで・・・



・・・あいつ、本当はおれのこと嫌いだろ


なんてことも思うほど・・・







「ほお、結婚か・・・」




鷹の目屋の視線が恐ろしいほど突き刺さる



視線で殺されるなんて思ったのははじめてだ


・・・できれば一生したくなかった経験だな




しかも爆弾落とした当の本人は鷹の目屋に抱きしめられていて気づいていない



おいシャチ、哀れんだ視線を向けるな、バラすぞ・・・




「相手はそこにいるトラファルガー・ローか」



リオに優しく問い掛ける鷹の目屋



子供の前だけ猫かぶんなよ・・・



と言うかさっきまでお前はリオの首跳ねようとしてただろ




リオはリオで目を見開いてキラキラした目で鷹の目屋を見つめてやがるし・・・



「すっごーい!!父様ってエスパー?」



「・・・いや。この間ドフラミンゴが電伝虫でお前をトラファルガー・ローに奪われたと言っていてな、次会ったら殺してやるとなにやら愉しそうに指を鳴らしていた」




死亡フラグじゃねえか!!


目の前の奴一人でもやべえのに次はあのドフラミンゴだと?



確実にDEAD ENDだろ。



大体、リオの知り合いは規模がでけえんだよ、


四皇2人に火拳屋、そして七武海二人・・・、いやこいつのことだ、もしかしたらもっと知り合いがいるだろう



しかも厄介なことにそいつら全員にリオは愛されてんだよな



・・・まあ、顔やスタイルが良いだけでなく性格も良いから愛されて当たり前か



なぜおれを選んだのか今となると不思議だ



外見はともかく、性格が極めて良くないことはおれ自身が1番分かっている



あいつが顔だけで男を選ぶなんて真似するはずねえし・・・、・・・そうなるとおれ、良いところなくねえか?




「ロー、父様がご飯食べてってだって!!早くお屋敷においでよー」



メシ・・・?



ぶんぶんと怪我をしてない方の腕をふるリオの隣にはニヒルに笑う鷹の目屋・・・



・・・盛られる!!
確実に毒を盛られるパターンだ・・・



ちっ、リアル最後の晩餐じゃねーか!!



「ローってばー!!置いてくよー」



覚悟決めるしかほかねえか・・・



「ああ・・・、今行く」




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