アルビノガール

□11時間目
1ページ/2ページ


「・・・ひょ〜!!!んまそう〜〜!!」



キラキラと食卓を眺める麦藁君



その隣にはテンガロンハットのイケメン



「相変わらずアリアは料理が上手いな!!」



私の頭を撫でながらニシシと笑う彼に、ふっと私も微笑む



「・・・それにしても、驚いた。まさか、エースの、ルームシェア相手が、麦藁君だったなんて・・・」



エースから彼のことはよく聞いていた



エースと同じくらいいっぱいご飯食べて、まっすぐで素直な性格、そして革命党の党首ドラゴンさんの息子・・・




「なんの騒ぎだ、こりゃ・・・」



頭をかきながら不機嫌そうにやってきたトラファルガーに麦藁君はニシシと笑う



「風邪ん時は一人でいるよりみんなでいたほうがいいだろ!!だから、来た!!」


「嘘つけ。またどーせメシでもたかりにきたんだろ。・・・アリア、こいつにメシはださなくていい。懐かれて毎日来られるぞ」



「そりゃねぇよ、トラ男!!」



尚も麦藁君に悪態づくトラファルガーはもう大分風邪が良くなって来てるのだろう




「トラファルガー・・・、エースと麦藁君の分、作っちゃったから、麦藁君たち追い返したら、トラファルガー一人で、食べないと、いけなくなるけど・・・」




残さず食べれる?と聞けば、目の前の夥しい量の夕飯を見たトラファルガーはうっと顔を歪めた




「はぁ・・・。仕方ない、食ってけ。麦藁屋に火拳「もーも、あひがほーは(どーも、ありがとうな)モグモグ・・・」もう食ってんのか!!」



トラファルガーが言い終わる前に食べ出していたエース



続いて麦藁君がそれに参戦



それを見て頭を押さえながら溜息を着いたトラファルガーは自分も席につき、小さくいただきますとこぼし礼儀よく食べだした





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ